作品紹介

作品詳細

ボヴァリー夫人

ボヴァリー夫人

脚本・監督:アレクサンドル・ソクーロフ

出演:シル・ゼルヴダキ R.ヴァーブ
   アレクサンドル・チェレドニク B.ロガヴォイ

原題:Spasi I Sokhrani

英題:Madame Bovary

原作:「ボヴァリー夫人」(ギュスターヴ・フローベール著)

1989年=2009年/ソ連=ロシア/カラー/128分/DVカム 日本版字幕:児島宏子

配給:パンドラ

オフィシャル

フランスの小さな田舎町トスト。厳格な修道院で育ったエマは「ボヴァリー夫人」と呼ばれる新しい世界に淡い憧れを抱き、年の離れた町医者のシャルル・ボヴァリーと結婚する。しかし、凡庸な夫との田舎での単調な結婚生活は、エマにとって死ぬほど退屈なものになっていく。徐々に生気を失い、ふさぎこんでいくエマを心配した夫は、新たな町、ヨンヴィルでの開業を決意する。地元の薬剤師オメーの助言を得て、仕事をはじめる夫。オメーは足繁くボヴァリー家を訪れ、シャルルに患者を斡旋した。新たな地で女の子を出産し、新しい生活に希望を見出すエマであったが、彼女の心が満たされることはなかった。

そんな日々を変えたのは青年レオンとの出会いであった。お互いの情熱を分かち合い、強く惹かれる二人だったが、結ばれることのないまま、レオンは勉学のためパリへと旅立ってしまう。レオンに去られ、悲しみに暮れるエマは、ある日、使用人の治療のため訪れてきた裕福なドンファン、ロドルフに出会い、彼との情事に溺れていく。エマは輝きを取り戻し、ロドルフとの逢瀬に身を焦がしていった。一方、夫のシャルルは薬剤師オメーの紹介する患者の手術に挑み、その治療例をオメーが発表することで、医者としての名声をあげようとしていたのだが、手術は失敗に終わってしまう。エマはそんな夫に失望するばかりであった。夫への嫌悪感は日ごとに増し、思いつめたエマはロドルフに一緒に逃げようと誘うが、そんな気のないロドルフは別れの手紙を残し、姿を消す。手紙を受け取ったエマは、そのショックで寝込んでしまう。

何も知らないシャルルは、エマを元気づけようと観劇へ連れ出す。そこで、思いがけずレオンとの再会を果たす。再び燃え上がるふたりの想い。ついに結ばれた二人は、愛欲の日々に埋もれていく。週に一度、音楽のレッスンと偽り、レオンとともに過ごす時間だけがエマに喜びを与えるのであった。その時間をかけがえのないものにしようと、エマは贅沢を求め、レオンとの逢瀬にお金を費やしていった。しかし、以前からの浪費もたたり、膨れ上がった借金の返済に窮し、ついには裁判所から差し押さえ命令を出されてしまう。エマはレオンにお金を貸してくれるよう懇願するが、エマの愛を重荷に感じ始めていたレオンは別れを告げる。しかたなくロドルフのもとへ助けを求めに行くが、あっけなく断られてしまう・・・・。