作品詳細

海炭市叙景
2010年11月函館先行ロードショー、12月上旬よりユーロスペースにて公開予定
監督:熊切和嘉
出演:谷村美月 / 竹原ピストル / 加瀬亮
山中崇 / 三浦誠巳 / 南果歩 / 小林薫
原作:佐藤泰志(クレイン刊「佐藤泰志作品集」所収/小学館文庫刊)
脚本:宇治田隆史
音楽:ジム・オルーク
制作・配給:スローラーナー
2010年 / 日本映画 / カラー / 35mm / DTSステレオ / 152分
村上春樹らと並び評されながら、1990年に41歳の若さで自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志。故郷・函館をモデルにした“海炭市”を舞台に、疲弊した地方都市に生きる市井の人々の姿を描く未完の連作短編小説「海炭市叙景」を映画化。失われてしまった幸せな時間、苛立ちや悲しみを抱えながら、それでも生きていかなければならない登場人物たちの生の断片を優しく包み込むように描き出し、深い余韻を残す群像劇。函館市民の有志が映画化を企画し、谷村美月、加瀬亮、小林薫ら人気俳優とともに、地元市民がメインキャストを含め多数出演している。
ストーリー
その冬、海炭市では、造船所が縮小し、解雇されたふたりの兄妹が、なけなしの小銭を握りしめ、初日の出を見るために山に登った。プラネタリウムを動かす男は妻の裏切りに傷つき、燃料屋の若社長は自らの苛立ちを抑えきれず、父と折り合いの悪い息子は帰郷しても父と会おうとせず、立ち退きを迫られた老婆の猫は、ある日姿を消した…。そんな人々の間を路面電車は走り、雪が降り積もり、海炭市に生きるそれぞれの物語がささやかに交差する。